(仮訳)Gymnopilus pholiotoides:ブラジルの都市部における予期せぬ新記録
Fabrini, F., Guzmán-Dávalos, L. & Wartchow, F. 2022. Gymnopilus pholiotoides (Agaricales, Basidiomycota), an unexpected new record from an urban area in Brazil. Iheringia Série Botânica. Available at: https://isb.emnuvens.com.br/iheringia/article/view/1023 [Accessed November 24, 2022] 【R3-10087】2022/11/24投稿

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3行まとめ

ブラジル、レシフェの都市部からGymnopilus pholiotoidesをブラジル新産種として報告した。
本種は従来キューバから知られており、ブラジルにおいては住居の樹種不明の建築材から発生していた。
タイプ標本との比較の結果、傘の色や襞の付着様式、つばの質感、縁シスチジアのサイズなどが異なっていた。

(南米、ブラジル新産種)

Gymnopilus pholiotoides Murrill
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Gymnopilus armillatus
傘表面がいくぶん平滑
担子胞子が非デキストリノイドである
本種より担子胞子が僅かに長い
本種と異なり側シスチジアを欠くのではなく有する
本種より縁シスチジアが長い
本種と異なり傘シスチジアを欠くのではなく有する
Gymnopilus praefloccosus
担子胞子が非デキストリノイドである
本種より傘のサイズが小さい
本種と異なり傘表面に円錐形羊毛状の疣を有する
本種と担子胞子のサイズが異なる
本種と異なり側シスチジアを欠くのではなく有する
Gymnopilus earlei
本種と異なりキューバ、ブラジルではなくジャマイカなどに分布する
本種と異なり傘が淡黄色~淡さび色
本種と異なり傘表面が繊維状~羊毛状鱗片状
本種と異なりつばが早落性
本種と異なりつばが黄色
本種と異なりつばが膜質ではなくクモの巣状
本種より担子胞子のサイズが僅かに小さい
本種と異なり側シスチジアを欠くのではなく有する
本種と異なり柄シスチジアを欠く
Gymnopilus areolatus
新熱帯に分布する
担子胞子が非デキストリノイドである
本種と異なり膜質のつばを欠く
本種より担子胞子のサイズが小さい
Gymnopilus aureobrunneus
新熱帯に分布する
担子胞子が非デキストリノイドである
本種と異なり膜質のつばを欠く
本種より担子胞子のサイズが小さい
Gymnopilus chrysopellus
新熱帯に分布する
担子胞子が非デキストリノイドである
本種と異なりつばが膜質ではなく繊維状
本種より担子胞子のサイズが小さい
Gymnopilus sapineus(キツムタケ)
傘が中型
担子胞子のサイズがやや類似している
側シスチジアを欠く
本種と異なりキューバ、ブラジルではなくヨーロッパなどに分布する
本種より傘が暗色であり、帯黄褐色でのちに帯さび褐色になる
本種と異なり傘表面が羊毛状小鱗片状~繊維状綿毛状、綿毛状~綿毛状鱗片状
本種と異なり被膜が疎らあるいはそれを欠く